非常用発電機(自家発電機) 内部観察とは、消防庁が負荷運転の代替点検方法として規定した点検方法になります。
非常用発電機の内部観察では、部品の取り外し(分解作業)により発電機のエンジン内部(コンプレッサー、
タービン、シリンダ)などを内視鏡等を用いて、また目視にて点検を行います。
また、潤滑油、冷却水においては、メーカーの公表する指定値範囲であるかどうかの検査も必要となります。
内部観察において欠損や摩耗が見られる部品は交換が必要となります。
また、内部に未燃焼燃料(すす又はカーボンと言われる付着物)が見られる場合は、
洗浄などにより完全に除去しなければなりません。
その他にもシリンダーヘッド、燃料噴出弁の性能点検や調整など細かな作業が必要となります。
内部観察による点検は、作業時間が長期になることが多いためバックアップ電源の準備が必要となります。
写真、数値などを詳細に記した報告書を作成し総合点検時に提出する必要があります。
※抜粋元情報 総務省消防庁予防課ホームページ
保全措置報告書 ⇒ 消防予第372号